◎我が国の河川堤防の実務や研究に携わる秀逸な技術者と研究者が執筆し、地盤工学分野から初めて扱う河川堤防の必読書!
◎平成9(1997)年の河川砂防技術基準(案)設計編以降の河川堤防に対する地盤工学上の課題を整理
◎地盤工学会と土木学会との協働による被災河川堤防の調査・検討時の活発な議論が各章に息吹く
◎従前の浸透や地震に対する河川堤防の設計・対策工・維持管理の考え方に加え、近年激甚化する豪雨や切迫する巨大地震に対する河川堤防のあり方を考えるためのヒントを得る「参考書」としても!

発行:公益社団法人地盤工学会
「河川堤防の調査・検討から維持管理まで」編集委員会
委員長　小髙　猛司

【目　次】
第1章 河川堤防の変遷
1.1 河川堤防の歴史
1.2 河川堤防の種類
1.3 河川堤防の特性
1.4 河川堤防に求められる性能と整備の現状
1.5 堤防の被災と維持管理

第2章 河川堤防における地盤調査・土質試験
2.1 物理試験
2.2 透水試験
2.3 不飽和特性
2.4 強度特性
2.5 原位置調査

第3章 浸透に対する検討
3.1 被災事例
3.2 飽和-不飽和浸透流解析
3.3 円弧すべり計算
3.4 パイピング照査
3.5 課題と最近の研究動向

第4章 地震に対する検討
4.1 被災事例
4.2 耐震性能照査指針及び点検
4.3 静的照査法による耐震性能照査
4.4 動的解析(有効応力解析)の現状と課題
4.5 課題と最新の研究動向

第5章 浸透に対する対策工とモニタリング
5.1 浸透に対する対策工
5.2 対策工のモニタリング
5.3 今後の展望

第6章 地震に対する対策工とモニタリング
6.1 対策の種類とメカニズム
6.2 設計施工事例

第7章 維持管理
7.1 法令
7.2 点検および巡視
7.3 新技術の活用
7.4 今後の展望