地盤工学会ショッピングカート/商品詳細実務に役立つ地盤工学Q&A(第二巻)

カテゴリー	その他(単独企画本)
タイトル	【丸善出版取扱商品】実務に役立つ地盤工学Q&A(第二巻)
ISBN	978-4-88644-080-8
商品コード	210853
サイズ・ページ	Ａ5判　310頁
発行日	2009年05月29日
価格	非会員価格：3,080円（本体：2,800円＋税）会員特価：2,772円（本体：2,520円＋税）
送料	880円（税込）
キーワード	地盤工学

詳細内容
本書は,会誌「土と基礎」に連載されていた「Q&Aコーナー」のテーマを参考に昨今の地盤工学が直面している新しい話題を取り上げて編集・製本したものであり,その意味で既刊の単行本「技術手帳1,2,3」の姉妹編に位置づけられ,「実務に役立つ土質工学Q&A」の第二巻となります。　会誌に連載された「Q&Aコーナー」は,現場や実験室などで遭遇する土質力学・地盤工学に関する疑問点をQ(質問)&A(回答)の形でとりあげ,実務や研究の参考にしていただき,また気軽に質問できる場を提供する趣旨で企画されたものです。　Qに対するAは,若い初学者の方々でも文庫本に目を通すような気軽な気持ちで手に取って,いつでもどこでも読んでいただける図書とするため,その分野におけるエキスパートの方々にわかり易く解説的に執筆していただきました。　編集作業において特に配慮した点は,「土と基礎」掲載後15年以上の年月を経過していること,その間の社会情勢が大きく変化し,特に,阪神淡路大震災を踏まえ大幅な設計基準の改定が行われていること,情報科学の進歩にともない調査・施工技術等に大きな改善が行われてきていることなどでした。　このため,編集に当たっては,「実務に役立つ土質工学Q&A」が編集発刊された1992年(平成4年)2月以降「土と基礎」に掲載されたQを参考とし,その後の地盤工学が直面してきた新しい分野における疑問点を加味しQ&Aを作成することを目指しました。　本書においては,計78編のQ&Aを地盤工学ハンドブックの8項目のカテゴリーを参考に分類して掲載しています。　本書が,単行本「技術手帳1,2,3」,「実務に役立つ土質工学Q&A」と共に,地盤工学会会員各位ならびに地盤・基礎工学に興味をお持ちの方々の愛読書としていただけることを願う次第です。目　次調査分類 1. 「火山灰質…」と「凝灰質…」について 2. 活断層調査の方法と精度 3. 孔内水位と地下水位の関係 4. 物理探査の適用性と限界 5. 超高層建築物や免震建築物の地盤調査 6. メチレンブルー試験方法の利点,適用例 7. 土の繰返し非排水三軸試験結果の整理方法 8. 孔内水平載荷試験による基礎の支持力算定式の求め方 9. 地盤反力係数の定義と地盤調査からの推定方法 10. 地盤反力係数を基礎の設計に適用する際の方法と適用上の課題 11. 波動理論による杭の支持力推定の現場適用 12. 杭の鉛直支持力を推定するための先端載荷試験 13. 杭の動的載荷試験地盤材料とその特性 14. 内部摩擦角φと摩擦係数μ 15. ビショップの有効応力 16. 粘性土地盤の強度定数に与える飽和度の影響 17. N値と砂の内部摩擦角φの関係 18. 粘土の一軸圧縮試験結果のばらつき評価 19. 細粒分混じり砂礫土の土質定数の設定手法 20. 結晶質火山灰の工学的特性 21. 脆弱岩を盛土とする場合の留意事項 22. 盛土補強材の材料特性 23. 人工フィルター材料の目詰まり 24. 建設発生土の有効利用の現状と課題 25. リサイクル材料の現状地盤挙動 26. フィッティング法の根拠 27. 圧密係数cvと補正圧密係数cv’ 28. 地盤のクリープ変形予測 29. 圧密促進工法の選定法 30. SCPの効果 31. 配合強度の決め方 32. 交通荷重の評価方法地下水 33. 地下水位の変動 34. 不透水層の連続性 35. 不飽和土の透水係数の計測方法および設計への適用 36. 割れ目岩盤の原位置透水係数の求め方 37. 地下水位の変化による地盤変状 38. 地下構造物による地下水流動阻害の影響 39. Deep well計画地盤と構造物 40. 杭の摩擦特性 41. 波動理論による杭の支持力推定 42. 深礎杭の許容支持力の上限値 43. 回転貫入杭の貫入メカニズムと支持力 44. 地盤改良範囲の決定方法 45. 直接基礎の設計に用いる岩盤の極限支持力算出方法 46. 大震度を考慮した地震時土圧 47. グラウンドアンカーの周面摩擦抵抗 48. トンネルに作用する土圧の発生メカニズム 49. シールドトンネルや立坑の耐震性と耐震設計 50. 近接施工の動向 51. シヤーバンド 52. 岩盤内に地下構造物を建設する際の節理の存在地盤防災 53. 被害予測に用いる地盤の振動特性評価 54. 耐震設計上,液状化を考慮すべき地盤のせん断抵抗角φの取り扱い 55. 液状化地盤の定数評価 56. 液状化が想定される地盤上の盛土の地震時沈下量評価 57. 軟弱粘土地盤下の砂層の液状化対策 58. 流動化における永久変形の実態と予測方法,その対策 59. 地震時の既設土構造物の被災程度の評価方法 60. 第三紀層の地すべり 61. 安定計算に用いる土のせん断定数 62. 地すべり排土計画の留意点と効果 63. 異常気象による斜面災害に関する予測地盤環境 64. 自然由来汚染の考え方と現状 65. 土壌汚染に関する調査 66. 汚染地盤の浄化技術 67. 地盤振動の低減工法設計法 68. 有限要素法,境界要素法,個別要素法の用途 69. 解析に用いられる各種構成モデル 70. FEMにおける地盤の変形係数とポアソン比の設定方法 71. ジョイント要素のパラメータの設定法 72. 地盤工学における逆解析 73. 大変形問題の解析手法 74. 地震応答解析 75. 杭の応答変位法 76. 性能設計の近年の状況と今後の動向 77. 部分安全係数の決定方法 78. ライフサイクルコストを考慮した設計法

詳細内容

　本書は,会誌「土と基礎」に連載されていた「Q&Aコーナー」のテーマを参考に昨今の地盤工学が直面している新しい話題を取り上げて編集・製本したものであり,その意味で既刊の単行本「技術手帳1,2,3」の姉妹編に位置づけられ,「実務に役立つ土質工学Q&A」の第二巻となります。

　会誌に連載された「Q&Aコーナー」は,現場や実験室などで遭遇する土質力学・地盤工学に関する疑問点をQ(質問)&A(回答)の形でとりあげ,実務や研究の参考にしていただき,また気軽に質問できる場を提供する趣旨で企画されたものです。

　Qに対するAは,若い初学者の方々でも文庫本に目を通すような気軽な気持ちで手に取って,いつでもどこでも読んでいただける図書とするため,その分野におけるエキスパートの方々にわかり易く解説的に執筆していただきました。

　編集作業において特に配慮した点は,「土と基礎」掲載後15年以上の年月を経過していること,その間の社会情勢が大きく変化し,特に,阪神淡路大震災を踏まえ大幅な設計基準の改定が行われていること,情報科学の進歩にともない調査・施工技術等に大きな改善が行われてきていることなどでした。

　このため,編集に当たっては,「実務に役立つ土質工学Q&A」が編集発刊された1992年(平成4年)2月以降「土と基礎」に掲載されたQを参考とし,その後の地盤工学が直面してきた新しい分野における疑問点を加味しQ&Aを作成することを目指しました。

　本書においては,計78編のQ&Aを地盤工学ハンドブックの8項目のカテゴリーを参考に分類して掲載しています。

　本書が,単行本「技術手帳1,2,3」,「実務に役立つ土質工学Q&A」と共に,地盤工学会会員各位ならびに地盤・基礎工学に興味をお持ちの方々の愛読書としていただけることを願う次第です。

目　次

調査分類

1. 「火山灰質…」と「凝灰質…」について

2. 活断層調査の方法と精度

3. 孔内水位と地下水位の関係

4. 物理探査の適用性と限界

5. 超高層建築物や免震建築物の地盤調査

6. メチレンブルー試験方法の利点,適用例

7. 土の繰返し非排水三軸試験結果の整理方法

8. 孔内水平載荷試験による基礎の支持力算定式の求め方

9. 地盤反力係数の定義と地盤調査からの推定方法

10. 地盤反力係数を基礎の設計に適用する際の方法と適用上の課題

11. 波動理論による杭の支持力推定の現場適用

12. 杭の鉛直支持力を推定するための先端載荷試験

13. 杭の動的載荷試験

地盤材料とその特性

14. 内部摩擦角φと摩擦係数μ

15. ビショップの有効応力

16. 粘性土地盤の強度定数に与える飽和度の影響

17. N値と砂の内部摩擦角φの関係

18. 粘土の一軸圧縮試験結果のばらつき評価

19. 細粒分混じり砂礫土の土質定数の設定手法

20. 結晶質火山灰の工学的特性

21. 脆弱岩を盛土とする場合の留意事項

22. 盛土補強材の材料特性

23. 人工フィルター材料の目詰まり

24. 建設発生土の有効利用の現状と課題

25. リサイクル材料の現状

地盤挙動

26. フィッティング法の根拠

27. 圧密係数cvと補正圧密係数cv’

28. 地盤のクリープ変形予測

29. 圧密促進工法の選定法

30. SCPの効果

31. 配合強度の決め方

32. 交通荷重の評価方法

地下水

33. 地下水位の変動

34. 不透水層の連続性

35. 不飽和土の透水係数の計測方法および設計への適用

36. 割れ目岩盤の原位置透水係数の求め方

37. 地下水位の変化による地盤変状

38. 地下構造物による地下水流動阻害の影響

39. Deep well計画

地盤と構造物

40. 杭の摩擦特性

41. 波動理論による杭の支持力推定

42. 深礎杭の許容支持力の上限値

43. 回転貫入杭の貫入メカニズムと支持力

44. 地盤改良範囲の決定方法

45. 直接基礎の設計に用いる岩盤の極限支持力算出方法

46. 大震度を考慮した地震時土圧

47. グラウンドアンカーの周面摩擦抵抗

48. トンネルに作用する土圧の発生メカニズム

49. シールドトンネルや立坑の耐震性と耐震設計

50. 近接施工の動向

51. シヤーバンド

52. 岩盤内に地下構造物を建設する際の節理の存在
地盤防災

53. 被害予測に用いる地盤の振動特性評価

54. 耐震設計上,液状化を考慮すべき地盤のせん断抵抗角φの取り扱い

55. 液状化地盤の定数評価

56. 液状化が想定される地盤上の盛土の地震時沈下量評価

57. 軟弱粘土地盤下の砂層の液状化対策

58. 流動化における永久変形の実態と予測方法,その対策

59. 地震時の既設土構造物の被災程度の評価方法

60. 第三紀層の地すべり

61. 安定計算に用いる土のせん断定数

62. 地すべり排土計画の留意点と効果

63. 異常気象による斜面災害に関する予測

地盤環境

64. 自然由来汚染の考え方と現状

65. 土壌汚染に関する調査

66. 汚染地盤の浄化技術

67. 地盤振動の低減工法

設計法

68. 有限要素法,境界要素法,個別要素法の用途

69. 解析に用いられる各種構成モデル

70. FEMにおける地盤の変形係数とポアソン比の設定方法

71. ジョイント要素のパラメータの設定法

72. 地盤工学における逆解析

73. 大変形問題の解析手法

74. 地震応答解析

75. 杭の応答変位法

76. 性能設計の近年の状況と今後の動向

77. 部分安全係数の決定方法

78. ライフサイクルコストを考慮した設計法